電話での営業
普段友人や家族と話しているときは普通に話せるけど、緊張したタイミングや見知らぬ人との会話をしているときには吃音になってしまう人は少なくありません。
一番大変なのが、電話口でどもってしまいやすい人です。
日常生活ではなんともない上に見知らぬ人や緊張する相手でも面と向かって会話する時にはなんともないのに、電話で話すとなるとどうしても吃音になってしまうのです。
本人としても普段の生活で特別困ることもないだけに、就職して電話での営業をしたときなどにはじめて自分がそういう症状を抱えていることを自覚することも多いです。
どもりの悪循環
舌足らずなど身体的な特徴で吃音となる人も多いですが、電話口でのみ吃音の症状が出る人はどちらかと言うと精神的な苦手意識が吃音を引き起こしている可能性が高いです。
ただでさえ苦手な電話での対応、敬語や言葉遣いなど気を使うこともたくさんある上に営業ならばさらにノルマも課せられることでしょう。
余計にプレッシャーがかかってしまって、言葉が出にくくなりさらに吃りが続いてしまう。
そうした悪循環が電話口での吃音をいっそう直しにくいものにしています。
結局は精神論!
これはもうひたすらに練習をして自分のなかで苦手意識をなくしていくしかありません。
徐々にでも回数をこなせば多少なりとも気にならなくなってくるので恐れずにチャレンジです。